ほぼ日 「梅田望夫×岩田聡×糸井重里」の今後が楽しみ

既に色んなところで話題になってます「ほぼ日刊イトイ新聞」の梅田望夫さん、岩田聡さん(任天堂社長)、糸井重里さんの対談。先週全8回中2回が終了しました。なんともいい空気に満たされた空間の中、「わかりやすくて深い」豊穣な言葉で満たされていて、とても心地よいです。

第1回「主体的に時間を使わない限り、人生はすぐに終わってしまう」
第2回「やることを誠実に小さくしていくと、奥行きが出て、豊かになっていく」

「三十歳から四十五を無自覚に過ごすな ~任天堂社長 岩田聡~」というのを以前書いてますのでよろしかったらどうぞ。

むかし私が高校生のころ、毎年年明けにNHKFMで「大瀧詠一×山下達郎×萩原健太(音楽評論家)」の新春放談というのがあって、こたつに入り、みかんを食べながら「最近どうよ」的な話をやるラジオ番組がありました。ゆるーい感じで進むんですが、各人がぼそっという言葉がなんとも豊潤なわけでありまして。


■「深い」もののバックには、膨大な時間を費やし積み上げた思考があり、
■「わかりやすい」もののバックには、これまた膨大な時間をかけその積み上げた思考からコアな部分のみを取り出した思考がある。
■そして言葉が結晶化し、「わかりやすくて深い」ものが生まれる。


梅田さん、岩田さん、糸井さんの対談を拝見しながら、高校時代に愛聴した「大瀧詠一×山下達郎×萩原健太の新春放談」を懐かしく思い出しながら、「わかりやすくて深いもの」について少し考えてみた次第です。

そんなことを考えながら読んでいると、対談の中でこんなやりとりが。2回目の「やることを誠実に小さくしていくと、奥行きが出てきて、豊かになっていく」という話の中で。。

岩田 だから、たとえば糸井さんがいい土鍋をつくる人を見つけてきて、「一度につくれるのは100個までです」っていって売るなんていうのは、マスのビジネスではあり得ない。
糸井 そうですね。ああ、典型的ですね。あと、お客さんに対してだけじゃなく、その、いい土鍋をつくっている人も、「その仕事をあきらめなくてよくなる」んですよ。そういうことは、少なくともわかるなぁ。やっぱり、技術やセンスを持っている人たちが、その力を活かせない社会というのは、豊かさを失っていくと思うんですよ。
梅田 やっぱり、その人固有のものがあるわけでしょう。個性というか、得意な分野というか。そういうものをみんながきちんと見つけて、それぞれに掘っていけば、そこに生じるパワーというのは、インターネットという道具と相性がいいですから、どんどんつながっていくと思うんです。

私たちが生きているこの時代、もっと自分の「好き」に素直になり、それを愚直にやり続けて自分らしい「わかりやすくて深いもの」を作ることにもっと貪欲になってもいい、いや、ならないと損するなとちょっと思った次第です。これが難しいんですけどね。

「わかりやすくて深いもの。」私の永遠のテーマであります。
今後の梅田望夫さん、岩田聡さん、糸井重里さんの対談の進展が待ち遠しいです。


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